HSP+双極性障害夫婦 ただ今生き方模索中

「敏感過ぎるよ」「難しいね」と言われ続けてきた二人が出会い、夫婦になりました。生きづらさを感じながら前に進む夫婦についての日記です。

夫を精神病治療のため入院させて <きっかけはストレス>

夫が今回精神病を発症したのは

多大なストレスに一度にさらされたからだと私は考えています。

 

まず、夫は実の親を自死で亡くしました。

 

それだけでも十二分に大変なことだと思いますが

その直後に前から計画していた通り

新しい仕事を始めなければなりませんでした。

 

普段から繊細なところがある夫でしたから

注意深く見守り、いつもと違う所があった場合は

すぐに助けを求めることが出来たらよかったのですが

夫の言動に私は混乱し、そのチャンスを逃してしまいました。

 

私は近しい人を亡くした人は

深い悲しみから落ち込んだり、食欲を無くしたり、不眠になったり、

自分を責めたりするものなのではないかと思い込んでいました。

 

夫は元々落ち込みやすく、

過去に大きな変化があった際には

鬱的になってしまうことが数回ありました。

 

ですから今回も落ち込み

鬱的になってしまうのではないかと心配をしていたのです。

 

ですが、直後に激しく悲しみを表現することはありましたが、

全体的にはどちらかというと逆の事が起こり始めました。

 

夫はエネルギーに満ち溢れ、仕事もプライベートも精力的に活動し、

自分に自信を持つ一方で他人には短気になっていたのです。

彼は私にも辛そうな顔を見せず、寧ろ生き生きとしていました。

未来への希望に満ちている感じで

子どもをつくろうと話すようになりました。

 

私は彼の様子が大分変わったことにうっすらと不安を感じていましたが

「親を亡くすということは性格が変わる位大きな影響があるのかもしれない」

「彼はなんとか前に進もうと逞しく頑張っているのだ」

などと考えていました。

 

それでも怒りっぽくなっていることと

睡眠不足(ほとんど眠れない日と5時間眠る日が交互にきている)は

とても気になっていました。

ですが、彼に「大丈夫だ」と言われると

徐々に改善されるだろうから見守ろうと思うに留まりました。

 

当時の私は家族としての自分の役割を

彼がしっかりと栄養のある食事をとれる様にし、

家で気分転換が出来る環境をつくり、

彼の話を聞くことだと思っていました。

 

それに子どもがとても欲しかった私は

妊娠・出産の準備に気をとられる様になってしまいました。

 

そんな訳で大きな変化があってから一カ月ほど経った時分では

病院に連れて行くということは全く頭に浮かびませんでした。

 

今思い返すとその時点で夫を説得して病院に行き

せめて睡眠薬を飲むようになっていたら

悪化を抑えることが出来ていたのかもしれません。

 

睡眠が極端に少ないことも影響してか

その後は幻覚や幻聴、妄想が強く表れてきます・・・